明日から2025年、福山バラ祭り開催。同時に世界バラ会議も福山で。天候の懸念はクリアーか


 明日から福山市で2025年、福山ばら祭りが17、18日の土日、
2日間の開催、と同時に世界バラ会議が今年は福山で、5月
18日から24日(土曜日)まで開催される。非常に記念すべき年だ
が17、18の天候が危ぶまれたが17日、土曜日深夜から朝まで
の雨でその後は、晴れ、日曜日も曇りで収まりそうだ。

 でもなぜ福山市、備後、広島県の福山市でなぜバラが?と
いうことだが、別に園芸農家が多くバラ栽培が盛んだったわ
けではない。終戦直前にB29の空襲を受けた福山、市街地は焦
土と化し、戦後はゼロからの出発となった。その際の都市計画
として福山駅から南にどーんと走る広い直線道を作った。戦後
の荒んだ希望のない状況で、「バラ」を市の象徴としようとい
う考えが採択された。市のシンボルマークは「こうもり」だが。
バラの街、が一種のキャッチフレーズとなった。バラ公園も作
られた。戦後の絶望、焦土からの復興、何よりも明るいシンボ
ルとしてのバラ、これ広島市が被爆に関連してしか話題になり
にくいのでそのイメージを刷新しようとGW中に「広島フラワー
フェスティバル」が始まったのと似ているコンセプトである。

 私も福山を離れ、長い年月で最近の状況はあまり知らないわ
けえだが懸案の福山駅前開発は全くの紆余曲折の挙げ句、なん
とか現在の姿まで「整備」された。北口の再開発案には反対が
多く、先行きは不透明である。

 広島県は何でも、まして国際的会議は広島市の独占となって
いるが、福山市は県都以外で広島県!では稀有な国際会議開催
となった。国内で世界バラ会議開催は大阪の例がある。そのと
き新品種で発表されたのが「ローズおおさか」、赤い花のバラ
である。

 ちょっと特筆すべき、というと大げさだが、福山市で世界バ
ラ会議が開催となったことがきっかけで、京都の西京、松尾園
芸の松尾祐樹さんと福山市との間に御縁ができたことである。
バラ栽培をされている方はYouTube動画での「Garden channne」
でのバラ栽培の松尾さんのお話はよくご存知だと思うが、松尾
さんは昨年8月にも福山市で講演をされていて、そのノウハウを
開示され、爽やかな人柄、お話のやり方もあいまって多くのファ
ンが福山にできたことは想像に難くはない

 天候はどうにかなりそうだ。私も安堵している。



 世界バラ会議のため刷新された福山バラ公園

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