残クレ高級車の洪水の日本、レクサスの新車購入のほとんどが残クレ購入は日本人の貧乏の証明なのか?

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 確かに、以前から「最近の若い人はでかい高級車に乗って
いる」とは聞いたが、実際、今となればそこらじゅう、レク
サス、アルファードで「なぜ?」と思うのは野暮というもの
でほぼ大半、レクサス新車は75%以上が「残価設定クレジッ
ト」購入だという。別に頭金は必須でもないし、5年後、乗っ
た車の中古車価格分を除いた金額を払えばいいのだから、随分
、安く、高級車に乗れるというもの、何のことはない、皆、残
クレと思えばいい。5年後の予測中古車価格が高額なものでな
ければ、下落率が低い車でないと意味はないから高級車以外で
残クレ利用は意味がないわけではある。

 レクサスの新車価格が600万円、その5年後の予測中古車価格
、それが問題で同じ車種でもグレードで大きく違いが出るもの
だ。一概にレクサスは「5年後は新車価格の50%の中古車価格」
とも云えない。グレードによれば60%もあり得るし、また逆に
30%もあるだろう。だが、中古車はその一台、特定物の価格だ
から車種、グレード以外、走行距離、修復歴の有無、小キズの
有無、純正アクセサリーパーツ装備状況で異なってくる。

 600万のレクサス、ディーラーが5年後の価格を300万と推定、
残りを5年で払えばいいから、通常の600万円を5年ローンに
比べ、その5年間の支払いは安い、・・・・・・割り切って、
残クレを繰り返し、常に高級車の新車を乗る、という残クレの
無限ループの幸福に浸る、快適生活、・・・・・といって済ま
されるのやら、

 がローン金利は通常の金利より高い、5年後もし買い取る、な
ら一括払い、しかも高い金利がついた金額である。もし走行距離
が予想外に伸びてしまい、修復歴などがあればその最初の予想の
価格からの下落した分を補填しなければならない、その補填分に
も金利がかかる。残クレは5年後、精算、買い取りより割り切っ
て手放す方が良い、がその代わり、5年間は細心の注意で、また
あまり走らない、走行距離があまり伸び内容に注意を払わねばな
らない。正直、この残クレの制約下でのドライブは大きなストレ
スを生む可能性がある。残クレは別に得なものでもないが、「
割り切るならば」便利である。ただし制約を課せられっる。

 しかし長く車を乗ると最大の出費は多額の費用がかかる交換が
次々に必要となり、破産級の出費ともなる。だから一台を長く
乗らない、残クレできれいに使って5年後返却、所有権は無論、
ディーラーなどで自分が所有権をもつことは残クレの高い金利で
全額精算した場合のみ、それは賢明ではない。

 そもそも5年後、返還した車の査定はディーラーの専権事項
なのだ。最初は300万の予定でも、「200万にしかならない」と
ディーラーが云えば抗する術はない。なら返却しても100万円
を、さらに下落価格にも高い金利がつく。ディーラーの5年後
の査定を考えて乗るのだから所有権がないだけではなく、さら
らる怖ろしいプレッシャーに絶えず襲われるわけだ。こんな愚
かな買い方で仮に乗っても楽しいはずもないし、だいいち金銭
リスクがたかすぎるではないか。

 いずれにせよ、巷にあふれるレクサス、日本人の富裕を意味す
るわけでなく、蔓延は貧困の証明だろう。もちろん、軽く一括払
いという層も結構いる。


 いずれにせよディーラーは決して損失は被らない。向いている
のは金はないが高級車に乗りたい定職のある若者、だが、それよ
り、もう5年後は車に乗らないという高齢者、5年後くらいに転居
とかいう人だろう。無論、残クレストレスに耐えるという条件で
あるが。

 私は車はMT車しか乗らないから、「高級車」とは基本、無縁で
ある。もっとも高級車に乗りたいなどという気持ちがない。デカ
すぎる車はストレスもハンパない。そもそも、いつ何どき、ぶつけ
る可能性もある車という代物、かってに他車がぶつかってくること
も珍しくないのだから、他人の所有ではストレスが高じるというも
のである。やはり「マイカー」ということが精神の余裕を生む。

 空気を吸っているだけで、さまざま税金、経費がかかるこの日本、
所得がそこそこ高く、資産があっても日本人はしょせん余裕はない。
その余裕なき日本で、せめて少ない毎月の支払いで高級車、で結果
は残クレ高級車の洪水なのであろう。


 残クレ購入系白書の例 スバル・レヴォーグ

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