アメリカ軍、イラン核施設攻撃成功だが、トランプ大統領の武勇伝の一頁でしかない。イランの体制、「国体」変更は至難
アメリカはイラン核施設への攻撃成功とトランプ大統領は
誇らしげに発表した。だが、これでは核施設の大半を喪失し
ても、それだけの話である。なお核開発続行を宣言していし、
国家の存立が核施設攻撃で特段に脅威は受けない。何より、
イランはイラクより面積も広大で山岳部が多く陸上部隊投入
で攻略は至難である。トランプ大統領も陸上部隊投入は、さ
すがに念頭にはない。空軍力で、であるが、それだけで体制
の転覆が可能かどうか、ハメネイ最高指導者を排除しても、
後釜が代わるだけ、イスラム国家というイラン流「国体」は
変動はない。イラン攻略のようにはいかない。フセイン政権
を打倒すればそれで体制変更、するわけでもない。
トランプ大統領がイランに「無条件降伏」を求めたが、「無
条件降伏」するはずもない。真の意味での「完全な制圧」は核
施設破壊ではそもそも不可能であるからだ。
中東への軍事介入だがイランはサウジと対立関係など、基本
アラブ諸国と険悪である。基本が民族的にイランは印欧語の、
いわゆる白人であり、アラブではない。それは昔から変るもの
ではないが、イランに与する国は実は少ない。大げさでなくイ
ランは孤立した国家、しかも大国である。イスラム革命で狂信
的国家、になったかのようだが、イスラム諸国と溝が深い。
大国、広大な領土だけに核施設破壊で体制転覆とはいかない。
要はエンドレスなのだ。イラクのようなわけにはいかない。次
の一手くらいでアメリカの攻撃では反発が燃え盛るのみ、最も
好ましいのな国内で体制変化を求めるイラン国民の大運動が起
こることだが、現状では散発的以下でどうにもならない。
テヘランのアメリカ大使館人質奪還作戦の悲惨な失敗、地に
落ちたアメリカの国威、・・・・・それは回復されたのであろ
うか、アメリカのイラン要人暗殺くらいでは、さらに核施設
破壊ではイランの国体の根底を何ら揺すぶらない。日本を無条
件降伏に追いやるのもB29での数しれぬ爆撃、焼夷弾駒隙、原爆
二発投下、ソ連軍の満州攻撃、徹底した海上封鎖、でやっとであ
った。
今回の攻撃ではトランプ大統領の武勇伝に1ページ加えるのみ
であろう。中途半端はゼロだが、徹底的な攻撃もまた不可能に近
い。
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