最良にして最も効果的な「物価対策」は消費税減税、さらには消費税廃止に尽きる。それ以外の個別の政策は意味は乏しい。
既成マスメディア、言い換えればオールド・メディアは
今回の参院選挙、2025の争点は「物価対策」だという。無数
といえる商品を個別に対策など無理な話である。端的いいえ
ば消費税減税、消費税廃止と円安の是正だ。極度の低金利、
今となれば世界に例もない預金金利の異常な低さに泣かさ
れ、さらに貧窮する日本人、世界に冠たる重税のあまりの
負担、これほどの国民負担率の高さ、福祉国家たる西欧と
比較しても引けを取らないどころか、財務省得意のステル
ス増税も加味すれば(無論、社会保険の負担も考慮して)世
)界チップクラスの国民負担率であることは疑いない。だ
が個人の租税負担の超一流にかかわらず、何ら福祉、教育
などに充実を実感どころか低下の実感である。財務省は「
これまで消費税率を上げても現状維持が精一杯、さらに飛
躍な消費税率アップが必要だ」と云うわけである。与党も
既成野党(立民など)も財務省の傀儡だから、国民の重税の
苦しみなど選挙を何回やろうが反映されない。立民は「格差
是正」口実で財務省からの「増税要請」にやる気満々である。
だが今度は状況が変わった。
さて、既成マスメディアの「物価対策」という選挙の「
争点」にしても、それなら現実的に大幅な消費税減税、と
いうより、消費税廃止にまさる手段はないわけである。
個別の商品でどうこう、まあ「米価」は「備蓄米」放出で
、だが物価全体から見ればあまりに部分過ぎるし、一時凌
ぎでしかない。最良の物価対策は消費税廃止、さらに円安
是正である。
消費税収入は地方も含め25兆円ほど、だがこれは中小零
細、のあらゆる事業者から搾り取ったものだ。消費税収入
の30%近くは「輸出企業」への還付、大半は超巨大輸出企
行に対してである。さりとてトヨタが下請けからの仕入れ
に「消費税」を負担といって、なにも税務署の納税してい
るわけではない。あくまで取引の帳簿上のことだ。価格に
まつわる「消費税」が圧倒的な価格支配力、力関係によっ
て負担はすべて弱者、中小零細が被ることになる。単価を
切り下げて、帳簿上、消費税を親会社たるトヨタが負担し
た「ことにすればいい」だ形式でで、それが輸出で莫大な還付
金、が税務署から振り込まれる。
消費税は無論、所得税、相続税(の予測、不安)、社会保険
料の上昇で国民の生活はまったく身動きが取れない。収入は
増えない、かっては郵貯の定額で10年で2倍、は夢のまた夢、
ゼロ金利状態は継続、ATM利用料だけ取られる、・・・・・
消費税はとにかく、国内経済、とくに個人需要を縮小させ、
中小零細、フリーランスらの納税の負担はあまりに重大、無
論、物価水準は確実に大きく底上げさせる。国民はまさしく
疲弊であり、「備蓄米」古古古古米にさえ前夜から行列とい
う中国人から大笑いされる現実だ。輸出の超巨大企業には、
云うならば濡れ手で泡の巨額の還付金が転がり込む。
25兆円ほどの消費税収入、地方消費税も加えてだが、その
30%は「本来の目的」の輸出促進としての還付金として輸出
業者振り込まれる。残りは17兆円前後だろう。それくらいな
ら国債の発行、日銀の引受で済む、これくらいの数字なら何
の悪影響もない。日銀は莫大な紙幣を発行、まさに「通貨発
行益」が生じるが、とにかく紙幣を社会にどうやって、とな
るとヘリでばらまくわけにもいかず、銀行に贈呈もできない。
何かを買う事によって紙幣を社会に広める。何を買ってもい
いいようだが、株式、上場投信では日本企業がほぼ国有化さ
れてしまう。物品購入は限界がある。国債こそがベストであ
る。国債は絶対に必要なものである。しかも半端な額では意
味をなさない。金利が上昇して国の利払いが増えても、それ
を日銀が「国庫納付金」で国に納めるだけだから全く構わな
いのである。
本来、フランス発祥の輸出補助金の隠れ蓑、GATTの規約違
反を免れるため「国内の間接税を還付している」と言い訳に
なって実質、輸出補助金となる税金として考えられた付加価
値税だ。勉強熱心な財務省官僚がそれをそのまま導入し、「
消費税」と命名した。魂胆のある税金名であった。だが、どこ
までも輸出促進が目的であり、国内の需要を著しく低下させ
る。現実にはEC以前でも欧州で導入は大きな反発があったの
である。アメリカは導入しない、個別商品のtaxである。
消費税は日本にとって全く必要はない。物価対策というなら
消費税廃止に勝る手段はなく、国内経済活性化の起爆剤になる
はずだ。だが現行の与党と既成野党の茶番劇ではどうしようも
ない、それを根本から転換させる第一歩の始まりが参院選であ
ある。全てはこれから、長い道である。
ガソリンにかかる多くの税金、暫定税率分にも「消費税」
(税理士法人インテグリティさんからのイラスト)
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