MTのテクニック、「ヒールアンドトゥ」をどう伝えるのか!


 日本は世界でも稀なほど車のAT比率が高い、たぶん世界一
高いかもしれない。あれほどEV絶対かのようなヨーロッパ
でもなお主流はMTである。やや以前の話だがギリシャなど
98%がMT車だという。だが日本の現状がこうだから、とい
うのか何か別のたくらみがあるのか、警察庁は運転免許取得
の課程から実質、MT車を抹殺してしまった。まず「アクセル
とクラッチの調和」からじっくり始めねばならないが、AT車
課程の最後の3時間だけMT車、「限定解除」だという無理無
体を極めるものだ。もうMT車の運転技術は根絶やし、という
ことらしい。官僚の暴走であり、不見識の極みだが政治が止
めようともしなかった。議員定数どうこうなどでなく、直接
民主制にしてほしいと思う。

 なにがなんでもCO2悪玉一元論のあるいは波及なのだろう
か、トヨタはEVのMTの特許を取得している。実際に試した
人の話では全く違和感なくスムースの一語だという。が、な
によりMT車はクラッチという重要な安全弁がある、という意
味が大きく、また常にエンジンなど、車との対話を行うとい
う風情でメンタリティを常に働かせる、車任せ一辺倒ではない
、ボケ防止にもなるが、現実はMT車の国内販売の激減、であ
るし、周囲を見てもAT愛好者ばかりだ、だがトラックドライバ
ーは無論異なる。まず普通免許から取得なのだから、今後、大
型トラック運転手をどう養成するのか、という問題が生じる。
大型トラックのエンジンパワー、トルクを臨機応変に引出すに
は16段変速など超多段MTが求められる。ATでは困難なのであ
る。国はMT技術を根絶やしにしての亡国と言って何の言い過
ぎでもない。

 しかすMT運転技術は重要な車文化の柱だ。かってレースでは
ヒールアンドトゥのテクニックは必須だった。私はMT車に乗る
なら必ず必要なテクニックだと思う。

 ヒールアンドトゥとは?

 ブレーキングしながらシフトダウンするためのテクニックであ
る。


ダウンロード (26).jpg

 MT車でのシフトダウンはダブルクラッチと中ふかし、つまりク
ラッチを二回踏みなおす、そのときNのときにアクセルを吹かす、
が、ブレーキングして左折、右折する場合ブレーキングをしながら
シフトダウンしておけば便利だ。だが中吹かししようにも右脚はブ
レーキングしている。だから右足でブレーキとアクセルと両方踏ん
でシフトダウンのための中吹かしを行い、・・・・・・だが、アク
セルペダル、ブレーキペダルが非常に接近している配置でなければ
難しい。だがMT技術ではぜひ日常に必要なテクニックである。

 もはや教習所では最後の3時間の「限定解除」など煩わしいとし
て全面、純ATコースのみにしようとう動きがみられるという。

 ともかく自動車文化の重要なテクニックだが、若い世代にどう伝え
るべきか。テクニックを述べた本もなくなっている状態である。もう
ネットの世界で伝えるしかないと思う。

この記事へのコメント

killy
2025年11月30日 09:13
私は2回、高齢者講習を受けましたがMT、ATの希望でMTを選びましたが、教習所は「ATにしてもらえませんか?」ということで「どちらでも結構です」と答えATの最後に回されました。
田舎では軽トラMT4WDが軽快で便利が良く、MTのほうが草が濡れている農道では便利が良いのです。
以前、近所のウナギ釣りの人がAT4WDで急坂を登り切れず助けを求められたことがあります。