高市政権、軽率と意固地の混在、成立50日でトラブル噴出、維新との臭い連立もあり、前途多難で先は読めない

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高市早苗総裁が首班指名されたのは、ほんの50日ほど前、10月
21日である。公明が政権離脱、大阪の地域政党の維新と連立、
最初の数日は国際舞台で颯爽たるデビュー、派手さも相まって
批判も出たほどだったが、しかし鮮烈デビューであった。だが
、その風向きが変わったのは中国の習近平主席との会談実現か
らである。韓国軍機への空中給油拒否、大きくも報道されなか
ったが実は「やっぱり」という口に出ない失望が生まれのは決
して小さな出来事ではなかった。実は意外だった習近平主席と
の会談実現、「なかなかやる」と思わせたが翌日の台湾代表と
の会談、さらにその画像をSNSに投稿、これは非常に軽率な行
為であった、ここで習近平は完全に顔に泥を塗られたと激怒、
その流れを引き継いだのか、衆院での立民の岡田の執拗な台湾
有事への質問、思わず本音が出た。「平和安全法」に「存立危
機事態」は台湾有事に適用できる、日本政府が存立危機事態と
判断すれば自衛隊は台湾有事に介入すると断言したのである。

 従来から、台湾有事にはあるいは日本も介入するかもしれな
い、と言われていた。無論、「いざとなれば介入する」と断言
した現役首相はいない。アメリカも台湾関係法はあるが、あく
まで介入はオプションである。だが世界初めて高市首相は一定
のレベルに達したら「介入する」集団的自衛権を発動する、と
断言した。その後も「総合的に政府が判断する、それ以上でも
以下でもない」と介入発言を継続しているといえる。決して
撤回などしてない。

 この発言の結果、中国は日本が台湾有事での軍事介入を「
総合的な政府判断」で一定レベル以上なら必ず行うを「宣戦布
告」に準じる発言とみなしたことは否定できない。

 国内保守派には大受けであるが、中国との政府レベルの通常
の意思疎通は立たれたということだ。レアアースの輸出手続き
厳格化で中国は対応も、日本からも半導体製造装置、その関連
製品など日本ならではのハイテク製品を中国に輸出しているか
ら、対抗措置は取れる。取れるが、レアアースの、じわじわ欠
乏は現実的に大きな影響を及ぼす。中国との関係悪化は支持層
の熱狂的支持を受けるから選挙にはまず有利、国内的には有利
にしても、現実の外交関係の暗礁乗り上げは大きなマイナスで
ある。

 連立の相手がヤクザ同然と言って何の誇張でもない維新、で
ある。ちょっと絶句の相手である。だが高市首相には波長が合
う面があるのも事実だろうが、「政治とカネ」裏金問題、企業
団体献金の禁止はお蔵入りでの「衆院定数削減」。維新が大阪
で敵対候補を追い落とす手段として駆使した府議会議員定数の
削減で身につけた悪の構図が連立入りで国政にも、ということ
である。

 本末転倒で意味もわからない「衆議院定数削減」だが、前回
総選挙で大敗、多くの落選者を抱える自民である。自民独占の
県の定数も減らすというのだから、「話し合いがつかないと一
年後自動的に決定」という、常軌の逸脱を抱える法案をぬけぬ
けと通過成立、あり得るだろうか。愚民化を骨法とした維新だ
から、わめき続ければ愚民化達成可能にしても、最低限の常識
すら欠いているのは否めない。

 学校の中退とは言え先輩の宇野宗佑の69日間は超えるに決まっ
ているが、二期目は何とも言えない。国内人気は高い、だが私は
愚かな高支持率だと思える。従来からの異常な意固地さは相変わ
らずか、エスカレートしている。支持率だけは好調だが、前途は
容易ではない。在任中は中国との関係改善は一歩も進まないとい
うより、厳しい反目が続くだけである。

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