高市首相、自民党は台湾はもう忘れなさい。ドライに割り切って国益第一で。ちょっと頭を冷やすべき。
中国の打ち出した日本だけをターゲットにしたレアアース
規制は想像以上に厳しく、深刻な影響を日本の広範な産業と
国民生活に与えずにはおかない。「脱中国、サプライチェー
ン多様化」は例によって例のごとしだが、高市首相が「南洋
海底開発を」などと云うのを聞くと、喫茶店の入ってコーヒ
ーを頼んだら「これからコーヒー豆を輸入の手続きの書類を
発注しようと思います」のようなもの、というべきか。正直
、これはいつの話やら分からない。
国は、その政治家は国益のため、国民の生活のために国民
の負託を受けている、だけのこと、のはずである。イデオロ
ギーは何か重要なようで実はどうでもいいことだ。実利一辺
倒でいい、というより、政治にそれ以外何がある?と申し上
げたい。だが、その分かり切ったことを高市首相も自民党の
多くの国会議員がないがしろにしている。岸信介元首相以来、
台湾との友好に自民党政治家が非常に情熱を、というのか、
並々ならぬ執着を抱いていることは確かでごく最近も自民党
議員、約30名が台湾を訪問した。
そこで「台湾有事」、日本にも影響がというのだが、どう
考えても日本にとって輸入の23%前後占めるという最大の貿
易相手国と激烈な関係悪化という事態になることと比較すれ
ば比較になりそうにもない。そもそも台湾には国民党が存在
しているし、台湾の名だたる世界的電子産業、それ以外の製
造業が中国本土に大規模な工場を建設しており、表向きの
政治的対立はさておき、経済的には全く一体化している。
中国にとって経済的に最重要な存在だ。台湾を軍事攻撃し、
破壊しつくすなどあり得ないし、そもそも今なお中国本土と
目と鼻の先の金門島さえ占領には程遠い。台湾封鎖では何よ
り中国経済が壊滅的損失を被る。だから国内メディアが騒ぎ
たてるように、台湾有事が今にも起こる、など非現実的であ
る。台湾のことは日本人があれこれちょっかいを出さずとも
うまくやるはずだ。
だが台湾情勢がどうであれ、日本の政治家は台湾の政治家
ではない。ドライ割り切って日本の国益、日本人の生活だけ
のために働けばいい。常識と思うが、これをはき違えている
自民党の政治家が多すぎる。日本の国益にひたすら邁進すれ
ばいいのだ。
石破前首相が「高市政権になればレアアースが中国から
入ってきにくくなることは予想できていた」というが、そ
のような国益反する方向に進む政治家がなぜ日本の宰相に
なったのか?である。右翼イデオロギーに奉仕するため、
国益が害されてもいい、ではとんでもないことだ。要は「
選挙に勝てる総裁、首相が欲しかった」自民党だろう。「
国益第一で働く首相が欲しかった」なら真逆の高市早苗が
総裁選に当選するはずはない。だから次期衆院選、さらに
参院選に自民党が勝てば高市早苗の役割は終わりだと思う。
台湾のことなどどうでもいい、日本の国益ファーストに
徹する政治家が後継の政権を担うべきだと思う。何が真に
日本の国益か、といえば議論のある部分はあるが、中国
の貿易での報復を台湾がらみで招くなど愚の骨頂と思うべ
きだろう。メディアもこの分かり切った点であまりに無批
判すぎないか。高市人気の空気に乗りたい、気持ちは分か
らないでもないが、本末転倒である。高市も自民党もメデ
ィアも頭を冷やすべきだ。
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