超モノ不足時代の到来、中東情勢だけではない、新型コロナ騒ぎ頃から顕著

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 確かにこの度のアメリカ、イスラエルのイラン攻撃による
中東情勢の険悪化、混乱による石油不足、LNG不足の影響は
大きい。石油不足はあらゆるモノに波及する。早急な事態の
収拾と沈静化を願うしかないが、実はモノ不足はかなり前か
ら前例ない広範なジャンルで生じている。薬不足はあれから、
ずっと引き続いている。特に麻酔関係である。無痛分娩がも
う出来ない、と言われていた。アナペインの絶望的不足はな
お続いている。外科手術に大きな支障が生じている。歯科用
局所麻酔薬、キシロカインだが全国的にほぼ受注停止である。
歯科はもう手持ちの在庫にしか局所麻酔は頼れないのだ。い
つ受注開始になるのやら、全くあても目処もない。別に不足
は局所麻酔薬だけではない、輸入のケミカル医薬用品も欠品
が実に多い。また金属も不足している。シルバーはいまなお
歯科では重要だが、これも受注停止で目処がない。メタルコ
アなどどうすべきか?金パラは受注停止ではないがバカ高い
し、販売量も制限がある。書きつくせいなほど、医科、歯科
分野では薬品、資材、金属などで不足が顕著だ。そんなこと
あまりメディアが報じないから、解決したと思われてしまう
かもしれないが事態は悪化の一途なのである。

 とにかく、従来なら不足、欠品など思いも寄らないような
アイテム、商品、資材が多様なそれぞれの原因で不足に追い
こまれているのだ。例えばバドミントンで使うシャトル、そ
の材料のガチョウの羽根が手に入りにくい。中国人の食習慣
の変化によるそうだ。多くのジャンルで時代の変遷というの
か、モノ不足に通じている。

 無論、工業分野では今後、レアアースの在庫枯渇が確実視さ
れている。報道の表に出ないから足りている、と思っては大間
違いで昨今の半導体不足、金属不足で巷では金属窃盗が相次い
でいる。何か一つ、材料となる金属が欠品でも全てはおじゃん
になる。レアアースでなくても銅不足は構造的で世界の限られ
た鉱山で今後の世界の銅の需要に応じるなど、どだい不可能で
あろう。無論、不足は大半の金属に及ぶのは必定である。

 現在の中東情勢は今後の展開が読めない。すでにガソリンの
販売制限が起きている。燃料不足は宅配便など物流に直接的な
大打撃となるし、石油化学製品の不足、これもあらゆる場面に
及び、生活に重大な影響を与える。食糧生産も肥料の値上げ、
農機の燃料高騰で離農は増えるし、スーパーでの食品販売も樹
脂製容器がなければそもそも売り物になれない。窒素はLNGか
ら製造だが、全農は窒素は中東産はほぼ輸入していないという
が、窒素が世界的に不足となれば奪い合いになり、肥料価格は
暴騰しかねない。中東情勢が早く穏便に収拾されるのを望むし
かない。さもないと食料不足の深刻化が待っている。

 ともあれ、モノ不足、広範なジャンルでの多彩なモノ不足は
今後、ますますエスカレートと思って、・・・・・と言いたい
が、現実、ブツがなくなればどうしようもない。現代経済は危う
いのである。

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