ひとまず、アメリカ憲法修正25条でトランプ退陣でイラン戦争を終結に導けるか?バンス新大統領でイランと交渉、和解を
端的に言えばトランプはギャンブルに負けたともいえる。
イランの体制転換、現体制の転覆が最大の目的だったが、
もはやトマホークも尽きかけている。戦力的にこれ以上の
継続はじつは難しい。イランの核開発阻止はあるていどの
目的を達成している。だが、これとてIAEAがイランの核兵
器開発は差し迫っていない、との判断だったから今回のイ
ラン攻撃、アメリカの攻撃はあまりにギャンブルだったと
いうほかはない。
世界経済への影響は石油価格、石油欠乏、その要因のホル
ムズ海峡の封鎖だが、実態は中国、インド向け輸出、またイ
ランからの輸出のタンカーは革命防衛隊は認めている。だか
ら完全封鎖ではなく、「とうせんぼう」戦術である。和解案
でホルムズ海峡の完全開放はアメリカは譲れないだろうが、
さりとて、アメリカがイランのインフラなどを破壊すればす
るほど、その再建に莫大な費用がかかるわけであり、イラン
は通過料を再建の資金にあてようということで、どう転んで
も今後、イランのホルムス海峡支配は永続する可能性が高い。
石油価格は上がり、また現状、イランは石油輸出が可能で
収入は大きい。戦争継続も望む所、だろう。
トランプ大統領の軍事力利用の力任せでもイランの体制の
転覆、転換はできそうにはない。イランの軍事力はそれほど
現在は強力ということであり、国土は広大で守りに無類に強
い、圧倒的な地政学的優位にある。ミサイルの在庫もアメリ
カ、イスラエルをも上回る。現在はテルアビブも防御できな
いミサイルで大きな被害を生じている。イスラエルの防衛も
困難になりつつある。トランプ大統領はイランは圧力をかけ
れば思いとうりになる、と思いこんでいたが、甘かったわけ
である。イランとのアメリカの核合意はオバマ大統領との
合意が重要であった。オバマはイランへの高い教養を有し
て、交渉中も十分、民族的敬意を払うのを忘れなかったが、
トランプはアメリカのジャイアンであり、その面の教養に
まるで欠けている。
湾岸諸国のアメリカへの依存も疑念が生じている。湾岸
諸国が今度は頼りするのはイスラム国の核保有国のパキス
タン、また地域の大国であり、NATO加盟のトルコである。
パキスタンの背後には中国がいる。実は有利な立場を得る
のは中国ということである。
ともかくアメリカのイスラエルと組んで一気の攻撃でイ
ランを屈服できる、と考えたトランプ大統領のギャンブル
は実質、崩壊している。短期に決着できなければアメリカ
の負けである。イランは空爆で被害を受けても経済的な収
入は確保できている。自分の敷地で闘うのだから、長期戦
も何ら怯む必要もない。アメリカと早期の和解も必要もな
い。腹を据えて長期戦、の覚悟であるが逆にアメリカが、
これ以上の戦争継続は出来ない。サウジは戦争継続をアメ
リカに求めるとか、イランを徹底的に弱体化してほしい、
だが他方で平和も求めるようで真意がわかりにくい。イラ
んの体制転換は容易ではないのだ。
・・・・・だがトランプ大統領のXなどへの投稿の内容、
その言葉遣いが、およそアメリカ大統領の品格ではない。
アメリカ内外で「精神異常」を指摘する声が強い。そこで
事態の解決、としてアメリカ憲法修正25条の第3「大統領の
職務執行不可能」としてバンス副大統領、閣僚の提起でト
ランプ大統領の退陣を行うことが、・・・実利的にも非常に
理にかなっていると思える。トランプ大統領はもう限界であ
る。次期大統領選での共和党候補者としては第一は国務長官
ルビオだがイラン攻撃反対の箔をつけたバンス副大統領とな
るだろう。およそ聞くに耐えない常軌を逸脱の暴言の数々、
地獄に突き落とす、イラン文明を抹殺する、など世界最高の
権力者にあるまじき狂乱である。執務執行に不適で罷免は
当然だろう。アメリカ国内、世界にその声が渦巻いている。
とにかくイランは容易な相手ではない。現状では事態が悪
化するのみ、ひとまず、というより最も現実的な事態の改善
がトランプ大統領の退陣、というのは非常にリーズナブルで
ある。
全ては暗中模索である。
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