アメリカ、イランとの交渉、軍事力ではもはや突破できない。世界はウンザリ、不毛の応酬。

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 トランプ大統領は「軍事的には勝利している」と言い続ける
が最も重要なホルムズ海峡の開放、湾岸諸国の安全な操業と石
油輸出は達成できていないのは明らかである。パキスタンでの
イランとの交渉、成立しなければアメリカが再攻撃とトランプ
大統領の言だが、もう軍事力行使は誰から見てもウンザリでし
かない。戦略的な好結果をもたらさない、「軍事的勝利」など
、そのそも意味を持たない。イランには地の利が味方する。表
向きの軍事的対決に拘泥しなくてもいい。ホルムズ海峡に機雷
敷設と云っただけで石油は止まる。だから、そのような地政学
的な決定的優位に立つイランは戦略上は最初から勝っているよ
うなものだ。

 アメリカとイランの対立の歴史は長い。不毛の睨みあいが続
いてはきたが、今回はヒット安どアウェイでない結構、長期の
攻撃であるが、イランの到底、息の根を止められない。核兵器
を使っても降伏に追い込むなど不可能に近い。イランも大きな
被害を確かに被っているが、「もう少し耐えて頑張れば、アメ
リカ、イスラエルのミサイルも枯渇する」と考えて長期戦も覚
悟ということである。

 イスラエルはイランへの攻撃に支持率は高かったが、さすが
にイランのミサイルへの防衛もおぼつかなくなっている。アメ
リカはトランプ大統領の精神状態を疑う声が日増しに高くなっ
ており、議会からの罷免か、アメリカ憲法第25条修正条項での
退陣も議論されているようだ。

 イランの核兵器開発についてはIAEAも当面、その可能性はな」
いとの考えを示していた。だから、今回のイスラエルと組んで
のイラン攻撃のその目的、正当性に疑念がある、ということだ。
クリントンのイラク侵攻は結果だけはうまくいったが、あれで
も国連にパウエル国務長官らが眉唾の大量破壊兵器の写真を提
示、攻撃のお墨付きをもらおうとした。今回はそれもない。

 交渉は厳しい、イランは非常にやられることで逆に強くなって
いる面がある。軍事的な解決は不可能、と断言できる。トランプ
大統領の罷免が現実化しそうな気配だ。湾岸諸国、米軍基地をお
いている湾岸諸国も全く守れず、アメリカの信用も毀損である。
軍事的な解決はもはや不可能である。もし核兵器をアメリカが使
用したところでイランは降伏しないだろう。もうウンザリである。

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