高市首相の屁のツッパリにもならない「ナフサの在庫、供給は心配ない」、「政府が万全を期す」式の虚構の強がり
私は高市首相がXでしきりに発信の「ナフサは足りている」、
「医療用品には政府が万全を期す」式の、云うならば虚構が
いつまで通用するのか?疑念を持たざるを得ない。高市早苗
の一貫する政治姿勢、スタンスが「自分の主張を徹底的に正当
化する」それは往々にして非現実的をこえた荒唐無稽レベルに
達しても、なお強がるのみ、同時に「自己の誤りを決して認
めず責任も絶対に認めない」わたしは以前からの高市早苗の、
まあ個別に例を挙げたら際限もないが、一国の首相としての
適格性に基本的な疑問を持たざるを得なかった。だが、ここが
重要でそのような政治姿勢は愚民化された国民の支持を受けや
すい、ということである。
石油はエネルギー資源としてと同時に、現代社会を支える、
恐るべき多用途な石油化学製品の原料としての意味の方が実は
重要である。石油のこのエネルギーとブツの原料としての用途
は基本的に石炭で代替できるが、「エネルギー革命」とやらで
国内では石炭は太平洋炭鉱以外は閉山し、石油に石炭はすみに
追いやられているかのようだが、実は以前、石炭は超重要であ
り、このたびの中東の動乱で石炭は大きく見直されて、アメリ
カの石炭への発注が殺到して需要に応じきれないという。が、
石炭化学は現状は南アで大々的になされる以外、その設備は、
中国以外にはほとんどないから、当面、石油からのナフサに依
存するしかない。ナフサこそ現代社会の生命線なのであるが、・
・・・・・日本は昨年は国内で製造のナフサは20%ていどで残り
は中東三か国、韓国からの輸入が65%以上を占めいた。アメリカ
などからの輸入は数パーセントであった。
ところがこのたびの中東の動乱で中東からナフサはゼロ状態、
イランとアメリカのホルムズ海峡封鎖合戦とイランによる湾岸
諸国の石油港湾施設への攻撃破壊で当分、中東からのナフサの
輸入は望めそうもない。輸入先の第4位は韓国だったが韓国も
中東からの石油依存でナフサに窮迫、輸出を禁止し、ロシア産
ナフサの輸入に踏み切っている。
日本の石油、ナフサの中東依存度の高さは目を覆うほどであ
り、第一次石油ショック以来、中東の比重低下という国策で
67%まで中東依存度が下がった時期もあったがロシア制裁に超
忠実でロシア産はゼロが今後も続きそうだ。よって石油輸入も
中東からが90%を超えるほどで危険な状態が続いていたといえ
る。それが一気の矛盾噴出となった。
石油備蓄は280日以上あるから心配ない、との特に高市首相の
主張だが、そもそも民間備蓄も含んだ数字であり、欧米は日本の
石油備蓄日数を冷徹に95日と想定しているのである。お世辞にも
安泰からほど遠い。
ところで高石早苗の「ナフサは心配ない」という趣旨のX投稿
だが、・・・・
①今後四か月分は確保されている。(これは常識だろうが)
だがそのあとの記述は荒唐無稽だ。
「足元では国内でのナフサ精製の継続に加え、中東以外からの
ナフサ輸入も増量で昨年の平均的な需要を満たすこと、川中製品
を使う量も減らすことで、その在庫期間は半年以上伸びる。川中
製品の海外からに輸入」
で6月に供給が確保できなくなることはない
・・・・・・・・
(まあ、いつもの強がりと自己正当化である)このXを読む限
りでも供給はお寒い限りである。
という具合だが、中東以外、まあアメリカからを想定でも絶対的
に量が足りない。世界的にナフサは逼迫だから日本の中東以外から
の輸入はごく制限された量になる。国内製油所で精製継続と言って
元の石油が入ってこないのだから、すでに操業の低下が始まってい
る。
ナフサは自動車産業、建設、ありとあらゆる身の回りの用品で
想像を絶する多様な用途がある。
ところで話題になるのが人工透析だ。人工透析は医療でも最も
莫大な量の樹脂製品を濫用するものだ。しかも「一度始めたら、
生涯、透析はやめられない」という「戻れない橋を渡る」式の
医療行為で、日本は「世界一の透析大国」なのだ。これは病院数
が圧倒的に世界一という日本の事情が影響している、安定経営に
利用されているわけである。
なら「透析用品にナフサを振り向けろ」・・・・・?は成り立つ
命題なのだろうか。国がそのような指図を行えるか、どうかだが、
医療資材、薬品の不足は遠の昔から始まっているのである。歯科局
所麻酔薬などずっと前から受注停止だし、銀合金も受注停止、多く
のケミカル製品、海外からの輸入が多いが受注停止の嵐である。い
くら政府が「供給に万全を期す」といって、屁のツッパリにもなら
ないのである。
では政府が「人工透析用品にナフサを振り向けろ」とのお達しが
なされたら、結果は・・・・・どうなのだろうか。
全く意味はない。透析用樹脂製品メーカーは何もナフサを受け取
って製品を作るわけではない。多様な製品をナフサから作る場合、ま
ずは基礎製品、巨大な樹脂の不織布、樹脂シートに最初、加工され、
それから個々の製品製造に移るが、これら樹脂シートは中国の大規模
工場で製造され、それが日本に輸出されてはじめて個別の製品となり
得るのだ。高市早苗が嫌いでたまらない中国の生産、その輸出、日本
からは中国からの輸入で初めて可能になる。中国がこのような状況で
、その要はナフサのから製造の樹脂シートを日本にどこまで輸出して
くれるだろうか。実際、ストップ状態だ。
政府の何度でもいうが屁のつっぱりにもならぬ「万全を期す」ほど
現状を隠蔽、欺瞞するものはないのである。
そこで明智光秀を真似た「時は今」、改憲だそうだ。国民には全く
意味はない。イギリスなど憲法はないのである、地道な積み上げ、
それが絶対いいともいえないが、およそ現実と無縁なバカな改憲論議
ほど無意味なものはない。無意味なお題目の絶叫、応酬、政治家の野
心に利用される改憲など願い下げである。
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