憲法前文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」は大戦で日本がほぼ全世界から宣戦布告されたという歴史的事実がある


 さて、今日は憲法記念日だ。高市首相は公務員の最高の責任
ある立場にありながら、憲法遵守義務に反する「改憲」の絶叫
を行った。自民とは「改憲」を党是としているが首相となれば
、それは党総裁の地位より首相のほうが基本となる。

 さて、憲法前文を「おめでたい」と揶揄する人、その中には
現在首相の人物も含まれている。別に日本が歴史上さしたる深
刻な事実がなければそうかもしれない。

 だが軍備放棄と交戦権否定という特異な規定(ただし、紛争の解
決に軍事力は使用しない、と憲法で規定の国は少なくない)ではあ
るが、その直前の歴史を見る必要がある。

 最終的に日本は1945年8月の時点で日本はほぼ全世界から宣戦布
告されていた。この極端に特異な状況が米軍に寄る原爆投下を可能
にしたのである。親日国!とされるトルコからも(戦後の発言権確保
の意味はあった)南米のアルゼンチンからも枢軸国だったイタリアか
らも宣戦布告された。アメリカ大陸では中米の僅かな国、アジアで
はアフガニスタン、またバルカン半島の諸国くらいしか日本に宣戦
布告しなかった国はない。中立のスイス、スウェーデンは当然、宣戦
布告していない。

 世界歴史で、ここまで実質全世界から宣戦布告されたという国はな
い。史上最多である。今後、ここまでの国はないだろう。換言すれば、
日本があまりに超軍国主義であり、その他国への加害が著しいと認め
られたから、という認識が基本にある。

 改憲勢力がなにかといえば「普通の国になる」というが、終戦まで
の日本はあまりに普通の国でなさ過ぎたのである。

 無条件降伏により、日本は海外領土はほぼすべて失ってしまった。
さらに国土は焦土化している。海外からの評価は地に堕ちた。

 日本国憲法は形式的にはあくまで大日本帝国憲法の改正ではあるが、
そのコンセプトは全く変わった。前文において「平和を愛する諸国民
の公正と信義に」という文面は、ほぼ全世界から宣戦布告されたという
ほどの過剰な軍国主義性の払拭、特に精神面において、が重要であった
からである。

 自民党の党是による意味での改憲はアジア諸国へ無用の警戒心を与え
ずにはおかない。

 国民は洗脳されやすい。だが歴史的な必然が存在したということは、
理解しておく必要はある。

この記事へのコメント

killy
2026年05月04日 08:55
高市のバカ内閣での改憲は反対です。