高市早苗、稀代の強弁政治家が日本を誤った方向に向かわせるとの懸念。ウソと表裏一体の強弁
高市早苗が首相就任で大変な国民的人気だという。でも、別
に高市早苗は突然、姿を現したわけでもない。ずっと国会議員
でいたのだ。新進党にいたこともある、新進党で当選後、すぐ
離党。強弁とともに世渡りに手段を選ばない、という面も大き
い。
よく言われるが、私も非常に印象に残っている。帰国し、
最初TVに出始めた頃、「アメリカ連邦議会立法調査官」という
ふれこみであった。その職の名称はずいぶん、仰々しい。別に
日本で法学部にいたわけでもないのに、司法キャリアはないの
に、と怪訝に私は思った。むろん、実態もない、云うならば「
アメリカ連邦議会立法調査官」,自称の限りの職は根も葉もな
い。下院議員に雇用された実質、コピー係だったという。それ
を帰国後、このような捏造の職位というのか、職種を公言する
とはである。アメリカ連邦議会の下院議員は立法にかかわるか
ら、・・・・・「立法調査官」?自分で編み出した名称なのだ
ろうか。日本はそれをメディアが追求することもない。それを
いいことに、だが今なお、本人から回答はない。回答のしよう
もないだろう。云うとしたら荒唐無稽なこじつけだろう。
だがその下院議員に履歴書送付だがさしたる特技も知識もな
い高市早苗、英語は付き合っていた男に任せたそうで、これも
捏造で「軍事的な研究で権威だ」authorityとでっち上げの履歴
書で採用を渋っていた議員に無休を条件にインターン採用をさ
れたそうだ。まあ、米国籍もないのに米連邦議会立法調査官は
そもそもあり得ないし、そんな職種がない。ウソは平気でつく
、という人間性は政治家となっても特質で継続している。
総務相時代の「電波停止」は今に至るも語り草だ。確かに
放送許可は国の権限でも、国会で電波停止と総務相が口にする
のは異常だ。基本的に国会議員、特に大臣は官僚から事前にレ
クチャを受ける。「電波停止」などという重大な言明について
総務相官僚のレクチャがあった、と当時の高市総務相は云った
が、国会質問で野党議員が「もしレクチャがなかったら議員ま
で辞職の覚悟があるのか」とただした。対して高市は「もちろ
んだ」と大見えを切ったが、その後、レクチャはなかったこと
が判明したが、辞職は全く忘れたのか、行っていない。
強弁政治家の高市だが策謀家という面も特徴的だ。常に巧妙
に裏を読むのである。そこから多くの策謀が行われる。根柢に
想像も出来ない野心家の素質があるのだろうが。
首相就任早々の台湾有事は日本有事、国内法の存立危機事態
だと国会で答弁した。立民の岡田の誘導尋問に乗ったという意
見もあるが、別にはぐらかそうと思えば簡単にはぐらかせる、
ことに変わりはなかった。まさしく本音だったわけだが、しか
し日本のトップは台湾については明確に言明しないという方針
を厳守してきた。このたびのトランプ大統領の訪中でも台湾に
ついて「答えられない」、で従来のあいまい戦略を堅持した。
アメリカでもあいまい戦略なのに、日本が、そりゃ近隣にし
てもだ。むろん結果は中国は激怒、レアアース、レアメタル、
軍民両用資源、技術の対日輸出規制を発動した。
これは国益からすれば全く大きな失点であり、そもそも日本が
台湾有事についてバカ正直に国会で首相が発言など愚にもつかな
いの一語であり、とんでもない失点なのだが国内メディアは逆に
熱狂、国民は多くが「よく言った、当然だ」と喝采した。それが
継続しているのだ。
おかげで日本はG7どころかG20でもGatt加盟国でも、トップが
「絶対に訪中できない」唯一の国となってしまったが、これを批判
するメディアはほぼないのである。だからトランプ大統領の訪中で
焦りにさいなまれるわけである。だが国全体の反中機運は沈静化の
気配は皆無だ。この国益を無視した反中姿勢が人気を、高市人気を
高めたのは紛れもない事実だ。・・・・・だがそれでいいのか、と
いえば実は一文の得もないというほかない。すでに中国の発動、日
本に特別厳しいレアメタル輸出規制で在庫も乏しくなったタングス
テンで超硬工具の販売が大きく制限され始めた。レアメタルでの
中国の支配力は圧倒的である。
そしてイラン戦争、中東からの原油、ナフサは実質停止である。
ナフサ輸入は従来、中東と韓国からで85%、原油の中東依存度は
95%以上、製油所は中東原油の特性に特化している。
「ナフサ不足はない」、「全体で足りている」という政府の発言
だが、高市の意向による。だが現実、中東からの原油、ナフサが停
止してそれを完全に補えるなどまずあり得ない話だ。足りているか
、どうかは月単位のナフサ輸入量、国内でのナフサ生産高を合わせ
て見れば明白だ。経産省の公式発表では従来のナフサ入手の60%ほ
どの入手が現実のようだ。公称だから絶対ともいえないが、60%で
はどうしようなく不足であることは明らかだ。途中のプロセスの問
題もあるにせよ、絶対的にナフサ不足だ。
ただナフサから出来る中間物資は6種類あり、大きな影響力を持
つのはトルエンである。でガソリンに高市政権は補助金を出してい
る。トルエンとガソリンはトレードオフの関係にあり、ガソリンの
へ回す部分が大きくなるとトルエンは少なくなる。膨大なガソリン
補助金が各種の素材不足を助長しているのは否定できない。現実に
建築工事は止まっている。新幹線駅近くの高層マンションもこの、
一か月以上、全く工事の進展も工事自体の形跡がないのである。全
く「ナフサ不足はない」という高市の強弁と現実が異なるのである。
ともかく「ナフサ不足はない」というし、政府の意向をうけている
はずの化学工業会会長も「ナフサ不足は特にない」、・・・・・
本当だろうか、建築資材の多くのものが致命的に不足し、エンジン
オイルもインクも、なのだが私企業が対応でパッケージ白黒化でも
特定企業のヒアリングを行う。全く合理化は企業の自由なのに、で
ある。
イラン戦争の先行きは全く解決のめどはない。それを「不足はない」
、「国全体では足りている」まず事実に反する。その現実も緊迫であ
る。だが高市の強弁癖が政府の発言となっている。問題は強弁がウソ
と高市首相、高市早苗の場合、表裏一体となっていることである。
日本はうまく立ち回ることが可能である。だが強弁、ウソを言いと
おすコンセプトの高市早苗が首相で大丈夫なのか、である。不足と事
実をそのまま認め、零細中小企業への対策が必要なのである。
私は日本がまさしく真の意味での緊急事態のとき、高市早苗のよ
うな真実を隠蔽し、真逆を強弁する首相を持ったことは日本の悲劇
と痛感する。
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