【地域の話題】岡山県の一気の衰退。人口急減、水島コンビナートの衰退、サンマルクカフェの京都への本社移転


 2025年の国税調査の結果、岡山県は前回の2020年の調査
との比較で79768人の人口減少、かろうじてプラスの自治体は
小規模な早島町だけ213人、1.7%の増加。岡山市は戦後初めて
の減少、16775人、2.3%の減少、倉敷市も12457人、2.6%の減
少であった。県人口はやっと180万人は維持、1808664人であっ
た。

 さらに県の製造業出荷額の圧倒的比重を持つ倉敷市の水島コ
ンビナート、水島工業地帯においてその草創期から中心的存在
であったC地区の旭化成、三菱ケミカルの実質撤退、これはど
う考えても水島コンビナートの衰退、終焉を意味するといって
何の過言ではない。だがこの御時世、「脱炭素の拠点化、グリー
ン産業育成」という大規模工場廃止の恰好の大義名分がある。も
うコンビナート終焉であるのは明らかで、旭化成らの近隣のENE
OSなどもエチレンを今後、どこから入手すればいいのやら。旭
化成、三菱ケミカルは高石市の三井東圧に統合というが、別にそ
こでのエチレンをENEOSらに売ってやるとも何とも云ってないの
である。かりに売ってくれても莫大な物流費が余計にかかる、か
くしてENEOSの水島縮小、撤退も遠くはあるまい。

 いかなるケースでも地元には「脱炭素拠点にする」といえば、
手をたたいて喜ぶのだから、扇島のJFE、川崎市をもう笑えない
わけである。もう撤退すれば自治体は脱炭素!で喜んでくれる、
いい時代が訪れたということだろうが、日本の重化学工業を支え
てきた水島の終焉なのである。出荷額でそれに匹敵の後継の事業
はないだろう。

 大ニュースではないが岡山に本社のサンマルクカフェが本社を
京都市に移転と正式発表された。経済的影響は特段にないが、さ
らに空洞化するのか、という冴えない気分が蔓延しかねない。

 人口移転で、岡山県民にとって第一の圧倒的エリアは関西であ
る。岡山県民の東京志向はいたって低い。関西はどこまでも親し
みを持てる場所なのである。

 中国地方は山陰は無論だが、広島県、山口県の人口減少傾向も
結構、すさまじい。岡山県は山間部はさておき、まだ恵まれた位
置と思えるが、やはり、である。今後は厳しい、いばらの道であ
る。

  撤退する水島C地区の三菱ケミカル

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