高市首相「石油、年を明けて供給できるメド」ほぼ不可能な仮定(経産省作成の資料)を絶対化したもので、根拠なし。だが問題はナフサだ!
高市首相が「石油については年を明けて供給できるメドが
ついた」、ナフサについても同様な楽観的なことを述べてい
る。正直、素人が考えても石油もナフサも世界中が奪い合い、
生産国も自国優先で輸出禁止という国が多く、膨大な輸出余
力のある国はごく限られる。その代表が中東である。アメリ
カは現状では石油生産世界トップでも世界一の石油消費国で、
自国の軽質油では成分的に取れないものが多く重質油を莫大、
輸入している。その他ではロシアでも中国向けに大半部分が
ロックされている。
さて先日、高市首相は
「備蓄の放出を抑えつつ石油については、年を明けて供給
できるメドがついた」
と断定的に述べたことは周知の通りで、安心させるためとも
思われるが、現実的にかくも楽観的な断定を行うのが実際に起
こる問題に対処できるのか、という疑問が湧くというものだ。
安心させて今さえ、当面さえ良ければ、という本音が見えてく
る。
ともかく従来は95%は中東から石油(原油)を輸入していた。
だが。イラン戦争勃発でホルムズ海峡が実質封鎖され。中東か
らの輸入は大幅に減少せざるを得なかった。だが紅海経由での
輸入もあり、従来の中東からの石油輸入の最大30%ほど4月は
輸入できた。従来は100%近い、95%前後が中東からだったのだ
から中東からは、ともかく従来量の20%は何とか輸入が可能では
ある。では残り、80%はどうなるのか?である。
高市首相
「石油は備蓄放出を抑えて、年を明けて供給できるメドがつい
た」
だがその根拠は経産省の官僚が「答弁用」に作成したデータな
のである。境野晴彦さんが入手した経産省資料である。
もう決定している4月は
中東から18%、米国などから数%で不足の75%を備蓄放出
では5月は?経産省は
中東から43%前後、米国などから17%前後で60%調達、残り
40%を備蓄放出だという。最大で60%調達で50%は必ず代替調
達だという。
だが5月だが、中東から従来量の40%以上を調達できる?かで
ある。ホルムズ海峡は出光丸は通行許可だがほぼ封鎖である。残
りは紅海経由だが、フーシー派などの攻撃もあり、また石油施設
へのミサイル、ドローン攻撃でサウジ、カタールなどの輸出力は
低下している。あまりに非現実的だ。
何よりも石油が世界的に逼迫の状態で「年を超える」ような長
期のスポット契約などあり得ない。
★ナフサはさらに全くおかしい、
石油は備蓄があるから、今すぐどうこうではないが、ナフサはほぼ
備蓄はないから、はるかに危機である。
従来はなナフサ輸入は2200万Kl。国内製油所で1300万Klほど供給
があった。合わせて3500万Kl。月平均290万Kl前後である。輸入の
月平均は183万Kl前後である
なお中国のナフサ生産量は従来、年8100万Kl. 米国は550万Kl
中国の石油の中東依存率は50%前後である。
国内は原油の中東依存は95%前後である。
「ナフサは足りている」という国の主張は果たしてどうなのだ
ろうか?
輸入実績187万Kl 月単位で
だが輸入不可能157万Kl、これは中東、韓国からの輸入だ。なお
中東からの輸入は石油と異なり、ナフサは途絶である。
それ以外の30万KL 米国、ペルー、インド、アルジェなど、が挙
げられているがインドなどはもう輸出不可能だろう。中東、韓国以
外からの30万Klを135万Klに出来る、・・・・・だから「ナフサに不
足はない」
経産省のまったく架空の数値でもナフサ輸入可能は135万Klでしか
ない。無論、ナフサ生産量は石油製油所のスケールに比例だから、
別に米国、ペルー、アルジェなどが石化設備を増築などあり得ないか
ら経産省の資料は全く荒唐無稽である。
まず問題は石油ではなく「ナフサ」である。ナフサが足りている
は荒唐無稽だ。
韓国、タイ、マレーシア、フィリッピンなどは政府最高首脳が中東
などに乗り込み、体当たりで海峡通過の許可を得たり、石油、ナフサ
を調達している。韓国など原油を2から4億Kl調達だが、日本はアメリカ
から100万Kl輸入をメディアが褒めそやしている。
だが最初、高市は「働いて、働いて」といいながら中東などに足を
運ばないし、長期間、日本政府首脳は全く中東を訪問していない。全
くこれほど働かない政府首脳の日本に「ナフサ不足はない」はあり得
ないのは当然だろう。
韓国は大統領が中東訪問、大きな成果を獲得した。アジア諸国は
まさに最高首脳が続々中東訪問である。その結果は大きな成果と
なっている、
韓国、ホルムズ海峡回避で3か月分の原油、210万トンのナフサ
の獲得という成果を挙げている。
実は、長年、日本の政治首脳は中東を訪問していない。今回
もであり。高市は「電話した」を誇らし気に、それを報じる、
また日本のオールドメディアだ。
この姿が「働いて、働いて」に結びつくか、である。他方で
しっかり中東訪問、全力交渉など毛頭ない。出光の独自の歴史
的なイラン友好で出光丸海峡通過、出光は政府も英米もクソク
ラエという野武士企業で長年、出勤簿すらなかったという。そ
れを実は何も貢献がない高市が自分の手柄のようにまたXで、ま
ぎれもなく手柄乞食であろう。
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