アメリカからのナフサ輸入が「206倍」、それでナフサは補えますか?輸入喪失分の20%にも満たず、ナフサ不足は当然!語るに落ちる政府の主張
政府はアメリカからのナフサ輸入が206倍になったからナフサ
不足ない、という主張である。では何円何月のアメリカからの
ナフサ輸入との比較かと言えば、だが、こうである。
2025年4月のアメリカからのナフサ輸入との比較で2026年
4月のナフサのアメリカからの輸入量が27万3千KL、これが
206倍だという。2025年4月、要は元来、アメリカからのナフ
サ輸入なぜゼロに等しかったので、206倍ということである。
では、もともとのナフサ輸入となると2024年のナフサ輸入と
なるが、2025年と基本、変わりはないはずだ。
総輸入量20560千KL 20560000KL
2026年4月からは失われた輸入先
中東諸国:その73.6%
アジア諸国:韓国、インドなど14.0%
併せて87.6%だがイラン戦争以後、自国優先で輸出を禁止した他
の従来の輸入国もあるが、それは無視すると
輸入喪失は87.6%、実はそれ以上だが、87.6%と考える
量的には18010千KL、18010000KL
2026年4月のアメリカからのナフサ輸入27万3千KL
喪失輸入量、それを一か月分の数量にすると150万1千KL
ナフサ製造は各国の石化プラントのスケールに依存だから急に
製造量を大きく増やすということは至難である。アメリカ以外で
ナフサを輸入できる国はペルー、アルジェリアなどだが元来、日
本が輸入していたナフサ量は少なく、輸出余力も乏しい。
圧倒的にナフサ輸出余力があるのはアメリカだけであり、その
他の国も仮定で加えても僅かである。したがってアメリカ限定で
考えて何らふつごうはない。kペルーから輸入増加を仮定しても
30万KLを超えることはない。
したがって 2025年の平均的ナフサ輸入量の喪失分は
一か月当たり
150万1千KL
アメリカ中心の代替ナフサ輸入量
2026年4月 30万KL
喪失ナフサ湯輸入量の5分の1でしかない。
これで、アメリカからの輸入が「206」倍になったからといって
ナフサ不足が解消はあり得ない
いたって概略的な数値比較でも、実態はこれとさほど変わるはず
はない。
アメリカ自身が石油、石化製品の圧倒的な世界最大の消費国であ
り、従来もカナダ、中南米、欧州に原油、ナフサなどの輸出を行っ
ていた以上、日本に中東分の輸出を行うなど全く不可能である。
アメリカからのナフサ輸入206倍でナフサ不足はない、とは、ま
さしく語るに落ちると言うほかはない。
ましてメキシコ湾岸から日本に輸出は喜望峰周りで60日かかる
のである。中東からの20日の3倍である。
日本にとって唯一の解決策はイラン戦争終息、ホルムズ海峡開放
だけということに変わりはない。電話会談だけを国内メディアに大
きく報道させてもどうしようもない。
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