日本はいつまでアメリからの原油輸入、大量の原油輸入が可能か?原油、ナフサ不足はこれからという現実


 イラン戦争の影響でイランがホルムズ海峡封鎖による原油
タンカーなどの通行を妨害し、世界の石油市場を人質化する
戦術を思うままに行使という状況、中東産原油に依存のアジ
ア諸国、特に中東産原油依存率が最も高かった日本、95%
前後が中東産原油だった。最も影響を受けるのは日本という
ことだが、ナフサ不足などの影響で多くの樹脂製品、資材が
不足という事態が生じているが(日本政府が認めないは関係
ない話である)

 概略的だが以下の図が参考になる

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 これにはないがインド、2024年統計は輸入先がロシアから35%
、中東から45%、他は西アフリカ、中央アジアである。中東から
95%であった日本はホルムズ海峡封鎖、イラン革命防衛隊の通行
妨害で致命的影響を受けるはずだが、何とかやってこれた。

 理由として

 ①原油輸入代替がアメリカからなされている。他国もあるが
 圧倒的にアメリカである。

 ②日本国内の原油備蓄の放出

 に尽きる。

 上の図からわかる、大雑把だが、分かるのは日本の原油輸入量
はさしたる量ではなく自国生産がないこと、ほぼ中東依存という
非常に単純な状況であった。


 さらに言えば原油消費量=中東からの輸入+中東以外からの輸入
             +自国生産

 日本の石油消費量は決して莫大でもなく、臨時の代替は可能な
 輸出国があれば、比較的容易、ということがわかる。

 その代替可能輸入国がアメリカであるわけだが、

 アメリカの原油生産が突然、劇的に増加したわけはない。単純に
原油の、戦略的備蓄の放出を大規模に行った結果にすぎない。逆に
云えば、あくまでイラン戦争終焉、ホルムズ海峡正常化をあてにし
ての一時的な対応でしかない、・・・・・で、いつまでアメリカか
らの代替が可能か、である。イラン戦争を起こした責任上、中東産
原油に依存の主にアジア諸国へ備蓄放出で大量の輸出を行っている
が限度がある。終わりが近い、それがいつまでか、である。

 アメリカの原油備蓄は商業的備蓄と戦略的備蓄SPRがあるが放出
されているのはSRPである。週に900万バレルという放出ペースを
続けているが、SRPも最低限備蓄量があり、7月初旬で3億2千万バー
レルでピーク時の半分以下、1983年以来の最低水準である。これを
さらに放出継続では、枯渇も現実化であり、7月いっぱいでほぼ放出
は限界となるわけである。対応してホルムズ海峡が開放されて中東
からの輸出が正常化すればいいし、その期待だったが、現実はそうは
なっていない。

 SPRからの備蓄放出あっての日本のアメリカ原油輸入であり、それ
もカウントダウンが迫っている。ゼロになるわけでもないが、大きく
輸入可能量は減少は免れない。

 原油、ナフサ不足も実はこれから、が深刻化とみるのも非常に現実
的である。

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