高市早苗首相、戦没者追悼式典で「戦争を繰り返さない」(不戦の誓い)でなく「戦争を繰り返えさせない」(好戦の誓い)
「世の中は澄むと濁るで大違い、ハケに毛があり、ハゲに毛
がなし」それと同じことが先日の終戦の日、戦没者追悼式典で
高市は、とりあえず美辞麗句を並べていた。だが天皇陛下の御
言葉と大きく異なり、「不戦の誓い」も「反省」の言葉はなか
った。腹の黒さを押し隠した型通りの美辞麗句だったが、非常
に重要な部分がある。
官邸のこの式典の公式動画からは天皇陛下の御言葉は完全に
カットされている。昭和の記念式典では天皇陛下の御言葉を禁
止し、今度はこのザマだ。天皇陛下の不戦の誓い、過去の謙虚
な反省、高市には耐えられないのだ。
「戦争を繰り返さない」と云えば紛れもなく不戦の誓いであ
る。だが「繰り返さない」を「繰り返せさない」となると、高
市が言うと紛れもなく「好戦の誓い」となってしまう。
表向き美辞麗句だが、御丁寧に「軍事問題の権威」、「軍事マ
ニア」、戦争加害の否定がアイデンティティ、という高市早苗が
御丁寧に織り込んだ「戦争を繰り返させない」・・・・。普通、
云うなら「戦争を繰り返さない」単刀直入な不戦の誓いである。
「戦争を繰り返えさせない」は確かに日本語ならあり得るが、今
もってほほ聞いたことがない表現である。高市は、型通りの美辞
麗句にあまりにも露骨な本音を織り込んでいたのである。
「戦争を繰り返せさせない」、・・・・・そもそも高市は日本
は15年戦争、満州事変から日中戦争、対英米戦争は全て日本が仕
掛けられた戦争という考えであり、戦争加害もほぼ否定しきって
いる。
だから「反省」などしない、にしても、あまりに現実離れとい
うものだ。満州事変からに日中戦争に入っていく歴史的過程を、
まともに一度勉強すべきだがドグマの思考停止だけは備わってい
る。
そのような高市だから「戦争を繰り返さない」という不戦の誓い
は死んでも言いたくない、わけであり、今度も日本が戦争を発動し
なくて済むように、事前に中国、ロシアを軍事力で威嚇して抑え込
んでおく、という意味くらいが、式典での「戦争を繰り返させない」
という表現の真意である。
たしかに一文字はいるかどうか、で大違いは「ハケに毛があり、
ハケに毛がなし」流で「自民党憲法改正草案」で元の「すべて国民
は個人として尊重される」を「すべて国民は人として尊重される」
と改変!している。「個人として尊重される」とは団体への帰属の
有無で「尊重」は変わらない、という意味だが、「人」として尊重
では家畜の豚や、そこらの犬とは違って「尊重」されるという、バ
バカしい意味になると思うしかないだろう。
とまあ、ほんの僅かな、一音の有無で、取り替えで全く別の意味、
文脈となってしまうわけだが、今回は高市早苗の「戦争を繰り返さ
せない」という、奇妙な表現である。
この記事へのコメント