"小説、文学"の記事一覧

コメ不足と小選挙区制、新自由主義。農村と都市住民との対立。農家の声を国政に!

   今年のコメ不足は日本の農業の現状と国の政策について深刻 な現実を露呈させた。作況指数は101、だが作付面積は減少の 一途、稲作に要する経費は上昇するばかり、高齢化が農業にお いて深刻化している。採算のでない稲作、採算がでないのは稲 作ばかりではない、ほとんど、農業は儲からない。特殊な果物 などは別としても、ただでさえ農…
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なだいなだ『娘の学校』(ちくま文庫)「なだ塾」の真髄

    初版は1969年、中央公論社から刊行されたが現在は「ちく ま文庫」として出ている。電子書籍でも読める。  昔は親が子どものお師匠さんになることが出来た。作家であ り、精神科医でもある、なだいなださん、実は四人の娘がおら れた。そこで当時、四人の小さな娘さんたちの先生になった。 コンセプトは「世界という大きな本」を…
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高見順『いやな感じ』再論、1970年前後の全共闘闘士たちによく読まれた

    最初は1963年、文藝春秋から刊行された『いやな感じ』、 その20年後、文春文庫になったが廃版、2019年に他の作品 も加えて再刊されている。  これは大正末期から昭和初期にかけてのアナーキストを 素材とした小説だ。端的に言うならば、高見順の他の作品 は左翼崩れを扱っているが、この小説は戦時中のアナーキ スト崩…
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