最後に残る友人を考える 人にもよりけりだが、高齢化すると誰しも徐々に友人、 知人を失う。別にその友人が生きていても、付き合いが さっぱり疎遠がちとなる傾向は強いようだ。学校の同窓 との疎遠は誰でもらしい、以前は連絡を取り合ったりし ていたが学校関係は基本的に徐々に全く付き合いは消滅 していく。喧嘩別れではなく、ようは枯れていくイメー ジだ。学… コメント:1 2023年06月06日 続きを読むread more
中村光夫『文学のあり方』筑摩書房、事実を超えた真実の創造を求める主張 例によってデスマス調だが、古書で入手可能である。小説 とは、日本文学で長くずっと考えられてきたような実生活そ のものではなく、架空の物語で実生活よりもさらに高い真実 を描くという考えを、志賀直哉と谷崎潤一郎に応用し、それ を実証しようとしている。志賀直哉のように、別に志賀直哉 に限らないが今日に至る日本の作家の作品の多く… コメント:0 2023年06月06日 続きを読むread more
マーサ・グライムズ『「独り残った先駆け馬丁」亭の密会』文春文庫、山本俊子訳、作品の邦題に全て「亭」がつく理由は 女性作家、マーサ・グライムズ、Martha Grimes(1931~)で あつるが、「警視リチャード・ジュリー」シリーズ、その翻 訳のタイトルは全て「~亭」というものだ。別に英語の現タイ トルにそれに相当する英単語はない。だが「亭」とは何やら、 店舗、飲食めいた店舗の意味である。だから、これは引用させ ていただいた資… コメント:0 2023年06月05日 続きを読むread more
バラで一番大切なこと、「活動期のバラは切りすぎるな」軽めの開花後切り戻しで十分 バラ栽培動画が非常に多い、かなり権威のある方の動画も 視聴できる。だが結果として、大きな誤解を生んでいると思 われる。すべての動画ではないが、その傾向が強い。その最 たる内容は「開花後切り戻し、剪定」、「夏剪定」である。 活動期野薔薇は大きく切り戻してはいけない、そこにはバラ の生きる活力が宿っているからでらう。無論… コメント:0 2023年06月05日 続きを読むread more
再論!『幽霊男』横溝正史、再論!「連続殺人」の謎解きだけが精緻を極め、論理的、周辺描写はすべて荒唐無稽 横溝正史さん、次々に作品を書かねばならないプレッシャー は大変だったと思う。そこでお決まりのパターン、安易な構成 が繰り返されるのも仕方がなかった、と思う。だが本格推理小 説としての名作、傑作はある。『幽霊男」はそれに該当しない。 あらすじ、・・・だが、この頃、流行のヌード写真モデルを 紹介仲介の「共栄美術倶楽… コメント:0 2023年06月05日 続きを読むread more